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スタジオ -F-

FAIR WARNING
FAIR WARNING / BROTHER'S KEEPER
2006 Released
興奮度 ★★★☆☆

復活を願っていた者の一人として素直に嬉しいのであるが、アンディー・マレツェク(LAST AUTUMN'S DREAM)の不在は大きいのではないだろうか?「縁の下の力持ち」的な存在で、独特のフィーリングを持つ哀愁のギター・ソロがこのバンドで聴けないのは、やはり何か物足りない感じである。しかし、歴代の代表曲にまったく劣らない佳曲"DON'T KEEP ME WAITING"を聴けた事で、涙が出るくらい感動できるのは、全てのファン共通ではないだろうか!更に、パワー・ヒッター・ドラマーのC.C.ベーレンスが復活メンバーに名を連ねていた事は、非常に嬉しい限りである。
ちなみに、ジェケ写を見る限り、トミー・ハートはいい感じに歳をとってきたなあ〜。

お気に入り収録曲: DON'T KEEP ME WAITING

FAIR WARNING / A DECADE OF FAIR WARNING
             ・ COMPLETE BEST ・
2001 Released
興奮度 ★★★★☆

非常に残念であるのだが、バンドの顔であるトミー・ハートの脱退をきっかけに活動停止(事実上の解散?)をしてしまった。そして、ここに届けられたのが"FAIR WARNING"のバイブル的ベスト・アルバムである。現在のレコード会社に移籍前の楽曲も収められているのも嬉しいのだが、やはり活動停止の悲しみから心からは喜べない。しかし、"COMPLETE BEST"を名乗っているだけの事はあり、彼らの魅力が詰まったモノである事には違いない。いつの日かの復活を思い描いて、本作品を聴き続けて行こうと思う。

お気に入り収録曲: ANGELS OF HEAVEN

FAIR WARNING / FOUR
2000 Released
興奮度 ★★★☆☆

オリジナル作品としては4枚目となる、まんまなタイトル"FOUR"。"OUT ON THE RUN","BURNING HEART","ANGELS OF HEAVEN"に続く第4の代表曲となるに違いない冒頭の"HEART ON THE RUN"で、「ガッツポーズ」が出た!やはり、哀愁たっぷりの楽曲が冒頭を飾った事で、聴き手の心は間違いなく掴み獲られるであろう。若干、作品の後半になっての楽曲の魅力が落ちてくる所があるのだが、万人受けしそうなポップであったり歌謡曲チックな楽曲が多めになるだけなので目を瞑ろう。もちろん、悪い訳ではないので...。しかし、オリジナル・メンバーである、パワー・ヒッター・ドラマーのC.C.ベーレンスが脱退しているのは、ちょっと痛手ではないだろうか?

お気に入り収録曲: HEART ON THE RUN

FAIR WARNING / LIVE AND MORE
1998 Released
興奮度 ★★★☆☆

大絶賛だったアルバム"GO"を踏まえての、日本公演の模様を収録したライブ・アルバム。過去に発表している作品とは比べ物にならない位、上等なライブ・アルバムだ!今まで発表した作品の中からのベスト・テイクと言う訳ではないのだが、比較的ライブ栄えする楽曲が選曲されているのも嬉しいし、おまけCDに未発表の新曲が3曲収録されているのもありがたく思える。

お気に入り収録曲: I'LL BE THERE

FAIR WARNING / GO!
1997 Released
興奮度 ★★★★☆

ドイツ出身のメロディアス・ハード・ロック・バンドも3枚目の作品において、遂に化けた様だ!今まで決して悪くはなかったのだが、何となく勢いが感じらない作品が多かった。しかし、本作オープニング・ナンバーである"ANGELS OF HEAVEN"を聴いた瞬間に「これはやったぞ!」と思えるクオリティーの高いモノを感じる事ができた。そして、ヴォーカルを務めるトミー・ハートの説得力は、感情がそのまま心に伝わってくる。更に、空を舞うような音を奏でるヘルゲ・エンゲルゲのスカイ・ギターも、哀愁ギタリストのアンディー・マレツェクが療養中なのもあってか、彼の分までもと、ものすごいキレを感じる。これを聴いた事で、"FAIR WARNING"を応援し続けて来た甲斐があると思えた。

お気に入り収録曲: SAILING HOME

FAIR WARNING / EARLY WARNINGS '92〜'95
1997 Released
興奮度 ★★☆☆☆

もうベスト?ライブ盤の時と同じ感覚だ!どういう事情があるのか知らないが、まだイラナイでしょ!ったく、レコード会社の金儲け手法は嫌な感じだ。その手法がわかって買っている自分にも嫌気がするんだな。

お気に入り収録曲:

FAIR WARNING / RAINMAKER
1995 Released
興奮度 ★★★☆☆

久々の2作目。デビュー作品に比べるとライブを想定できる、聴かせる大人のハード・ロックが満載の作品に仕上がっていた。若干、アメリカンでブルージーなテイストを感じさせてしまう所が、チープに思えて残念である。しかし、この作品の最大の注目は、神憑った楽曲"BURNING HEART"の収録である事は間違いないだろう。キャッチーなメロディーと鳥肌モンのギター・ソロには、圧巻の一言であった。全体的に前作よりギター・サウンドがフューチャーされている所は大満足であるが、もう少しキーボード等で味付けしてくれると文句は無くなくかも!

お気に入り収録曲: BURNING HEART

FAIR WARNING / LIVE IN JAPAN
1993 Released
興奮度 ★★☆☆☆

もうライブ・アルバム?って感じ。演奏するオリジナル曲はアルバム1枚分しかない訳だから、カバー曲等で穴埋めするしかないのはわかるけど、なんか面白くない作品に感じてしまった。ライブ映えする楽曲が少ないようにも感じる。この作品は、ライブに行った人達の思い出作品なのだろう。

お気に入り収録曲:

FAIR WARNING / FAIR WARNING
1992 Released
興奮度 ★★★★☆

ドイツ出身のメロディアス・ハード・ロック・バンドのデビュー作品である。変に着飾った楽曲ではなく、比較的わかりやすいポップなハード・ロックを演っているのだが、テクニックに関してはなかなかのモノを感じる事ができる。特にギターのメロディーなんかは、哀愁を感じさせるフレーズがバンバン出てくるので、嬉しい限りである。

お気に入り収録曲: OUT ON THE RUN

FEINSTEIN
FEINSTEIN / THIRD WISH
2004 Released
興奮度 ★★★☆☆

デイヴィッド・フェインシュテイン(ELF)とジョン・ウエスト(ARTENSION,ROYAL HUNT)が合体したプロジェクト・バンドのデビュー作品である。ジョン・ウエストは、キーボード・プレーヤーとのタッグというイメージが強いため、デイヴィッド・フェインシュテインは"ELF"の初代ギタリストと言う事で、ザクザクとギター・リフを刻み込む正統派・ヘヴィー・メタルを歌うイメージがなかなか想像できなかったのであるが、かなりフィーリングの良い印象である。欲を言えば、もう少しコマーシャルな楽曲を増やすと良いのではないだろうか?単発プロジェクトではなく、活動持続する事を願いたい。

お気に入り収録曲: RULE THE WORLD

FIREWIND
FIREWIND / ALLEGIANCE
2006 Released
興奮度 ★★★★☆

レコード会社の移籍に伴い、コピー・コントロールも取れて1年9ヶ月ぶりの4作目なのだが、すごいメンバーチェンジが行われている。ヴォーカルのアポロ・パパサナシオ(EVIL MASQUERADE等)とドラムのマーク・クロス(HELLOWEEN等)が加入した事により、バンド発足依頼の最強布陣となったのだ。更に、加入した2名とキーボードのボブ・カティオニスも作詞/作曲における貢献をしており、非常にバラエティー豊かな作品に仕上がっているのも喜ばしい。また、デビュー・アルバム時のような、ドラマティックな哀愁メロディック・ヘヴィー・メタル路線が大半を占めているので、遂にこのバンドの真価が発揮されつつあるのではないだろうか?今はまだ、B級バンドの雰囲気が漂っているが、今後の進化次第では強力なバンドになるオーラが出始めている。

お気に入り収録曲: THE ESSENCE

FIREWIND / FORCED BY FIRE
2004 Released
興奮度 ★★★☆☆

史上最悪の自身初となるコピー・コントロール・CD!これが付いているだけで、印象が悪くなり評価が下がる。
で、内容の方はと言うと、主力メンバーであったヴォーカルのスティーヴン・フレドリックが脱退し、ヘヴィー・メタル・シーンでは珍しいと思われるスリランカ出身のチトラル・ソマパラに交代した。楽曲の方は前作より哀愁感は増したものの、それ以上にアグレッシヴさが増している。そのスタイルに、交代したチトラル・ソマパラの何か好きになれない歌唱がフィットせず、イメージを悪くしてしまっているのが気になってしょうがない。

お気に入り収録曲: LAND OF ETERNITY

FIREWIND / BURNING EARTH
2003 Released
興奮度 ★★★☆☆

複数のバンドを掛け持ち、"DREAM EVIL"での印象が強くなったため、自身のバンドである"FIREWIND"のガス・Gとして、果たしてどんな作品を作るかがポイントだった。結果、前作のようなドラマティックなメロディック・ヘヴィー・メタル色が薄れており、正統派パワー・メタル系の楽曲に近くなった印象を受ける。決して悪くはなく、十分に楽しむ事は出来るので良いのだが、このバンドはもっと哀愁漂う楽曲を作る事で味が出ると思っているので、次回作にはその辺を期待したい所である。

お気に入り収録曲: I AM THE ANGER

FIREWIND / BETWEEN HEAVEN AND HELL
2007 Released
興奮度 ★★★★☆

ギリシャ出身のガス・G率いる、メロディック・ヘヴィー・メタル・バンドのデビュー作品。各楽曲において、ネオ・クラシカルな旋律や哀愁漂う旋律が十分に散りばめられており、ドラマティックなメロディーが主体の多種多様な作品に仕上がっている。非常にキャッチーでもあるので、聞き手を飽きさせないのも良い。また、スティーヴン・フレドリックの力強くて頼もしいヴォーカル・スタイルもなかなかの好印象である。

お気に入り収録曲: WHO AM I

FREEDOM CALL
FREEDOM CALL / DIMENSIONS
2007 Released
興奮度 ★★★☆☆

クリス・ベイとダン・ツィマーマンが在籍していればバンドとして成立している様で、またもや大幅なメンバー・チェンジが行われているドイツ出身のジャーマン・メタル・バンドによる5作目。曲作りにも新メンバーを参加させている事から、新たな何かが生まれるかと思いきや、以前よりファンタジック度やドラマティック度は後退しているように思える。アルバムの冒頭を飾るイントロダクション "DEMON'S DANCE" から #2 "INNOCENT WORLD" を聴いた時点では、「おぉ!フリコ復活じゃー!」って思ったのも束の間、それ以降はつまらない楽曲が目につく。"ETERNITY" とまでは言わなくても、ファンタジックでドラマティックな楽曲に魅力を感じるバンドなので、メロディックさを失った普通のジャーマン・メタルを演られても、面白くないんだよねー...。何なんだろ?すごく薄っぺらい。#8 "BLACKENED SUN" ,#9 "DIMENSIONS" ,#10 "MY DYING PARADISE" ,#11 "MAGIC MOMENTS" では、せっかく良質なメロディック・メタルを聴かせてくれているのに、曲のフェード・エンド等のアレンジ難が相変わらず改善されていない。非常にもったいない。

お気に入り収録曲: BLACKEND SUN

FREEDOM CALL / THE CIRCLE OF LIFE
2005 Released
興奮度 ★★★☆☆

日本盤の発売が久々となる、通算4枚目のオリジナル・アルバムである。そして、バンド・メンバーも4人編成からキーボードを含む5人編成へとスケールアップしている。それで内容の方はと言うと、過去の作品よりファンタジックな疾走チューンは若干減り、ミディアム・テンポのおとなし目な楽曲が目立つ。これは、オープニング・ナンバーにもなっている"MOTHER EARTH"が、本作品の雰囲気を表現しているのではないだろうか?しかし、これはこれで良いとは思うので、次作ではこれを踏まえた形の劇的ファンタジック・ワールドを展開してもらいたいと思う。

お気に入り収録曲: THE CIRCLE OF LIFE

FREEDOM CALL / LIVE INVASION
2004 Released
興奮度 ★★★☆☆

"ETERNITY"におけるライブ作品とミニ・アルバム"TARAGON"にカバーソングを含ませた内容の2枚組アルバム。ライブにおける彼らの評価は余り期待していなかったのだが、かなりの安定した演奏に驚いた。それほどスタジオ盤との差を感じなかったので、見直したところはある。良い意味で、ヴォーカルもそのまんまである。そして、このCDを購入したお目当ての"TARAGON"の方も、見事に彼ららしさ全快の楽曲が収録されていた。特に、ジャーマン・メタルの領域を越えている雰囲気を彷彿させる"HEART OF THE BRAVE"は、一撃必殺の疾走・キラー・チューンであろう。

お気に入り収録曲: METAL INVASION

FREEDOM CALL / ETERNITY
2002 Released
興奮度 ★★★★☆

相変わらずの合唱をフューチャーしたジャーマン・メタルを披露してくれているバンドの3作目。冒頭からの"METAL INVASION"〜"FLYING HIGH"〜"AGE OF POWER"までの疾走曲3連続の流れで、もう十分購入した甲斐があったと思える内容だ。お約束のホーン・セクションを「パパパー!」って鳴らすのも、そろそろ飽きるかな?って思ったけれど、楽曲にフィットしちゃえば結果良しでしょう。それにしても、"AGE OF POWER"に出てくるデス・ヴォイスには正直驚いた!

お気に入り収録曲: AGE OF POWER

FREEDOM CALL / STAIRWAY TO FAIRYLAND
1999 Released
興奮度 ★★★☆☆

ファンタジックでドラマチックなジャーマン・メタルを身上としているバンドのデビュー・アルバム。スピード・メタルに通ずる所も見受けられるのだが、勢いだけはなくギター・ソロなんかも味のあるメロディーを奏でているので、なかなか面白い感覚である。しかし、ジャーマン・メタル系にありがちな線が細いダルそうなヴォーカル、クリス・ベイの歌が気になってしょうがない。まあ、これを補うために合唱を駆使しているのだろう。

お気に入り収録曲: FAIRYLAN

FREQUENCY
FREQUENCY / WHEN DREAM AND FATE COLLIDE
2006 Released
興奮度 ★★☆☆☆

比較的硬派なメロディック・パワー・メタルを身上としている、スウェーデン出身のバンドによるデビュー・アルバム。CDの帯に書かれてる「ネオ・クラシカル」や「美旋律」と言う文字がかなり霞んでいる様に感じるのは、自分だけだろうか?実際は、ヘヴィーでモダンな印象が強い内容となっている。残念な事に、余りにも喰い付く様なメロディーがないので、最初から最後まで退屈な時間だけが経ってしまう。

お気に入り収録曲: